介護施設では数多のルールやマニュアルがあります。


…が、職員全員が全て把握し、
実践しているかと言うと、


決してそうではありません。


会議や委員会での決定事項に加え、
利用者様の状態の変化で、
細かい対応方法が日々更新され、
覚えきれていない現状があります。


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また離職率の高い職種という事で、
引き継ぎや情報共有が完全に出来ておらず、
実際に継続して行なっているルールやマニュアルが
何だったのか分からなくなり、不明瞭なのです。


なぜそのサービスや業務を実践しているのか?
なぜそのルールがあるのか?

分かっていない職員も多数存在します。


これではマズイと簡略化、統一化を謳い
新しいルールやマニュアルを設けても、
変更、更新の期間が短すぎて、
職員はより困惑するのです。
(しっかりと理解しているのは、
ルール変更した職員のみという…)
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もちろんルールやマニュアルを書面に残し、
いつでも確認出来る様にはしているのですが、
変更、更新されすぎてファイルはパンパン。
どのルールやマニュアルが生きているのか、
誰にも分かりません。

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もはや収拾不能状態です。


それでも、やる気のある職員は、
必死にメモを取り、
増え続ける新しいルールや業務に対応するのですが、


早々に覚える事を諦め、
他人任せの職員も数多くいます。



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そしてやる気のある職員が
彼等の尻拭いを行うという悪循環。


損をするのはいつも
やる気のある職員と利用者様です。


ルールやマニュアルは増やすだけではいけません。
職員のキャパを超えてはいけません。


ルールやマニュアルを変更、更新する時は、
何を終わらせるのかをきちんと考えましょう。


伝説の教訓
ファイルの整理をしよう。