ある夏のお話
出勤すると
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なにやら施設内がザワついています。
どうしたのか尋ねると

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利用者が午前早く離設され


見つからないらしい。
 (夜勤者が起床の巡回時に
不在を確認したらしい) 


暑い暑い夏


時間が経てば経つほど
見つかりにくく
利用者の生命に関わるため、
早期発見が問われます。


足の不自由な利用者の
行動出来る範囲は狭いはず。


施設に残り通常業務を回す職員、 
捜索に出る職員に分かれて
しばらく探すも
見つかりません。


その後、
消防団、警察、近隣住民
休日職員(自主的協力)に応援を要請し、


地域全体で協力して捜索するも、 
見つかりません。

 
夕方になり、
全員に不安と焦りが見えはじめる。

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そんな中、
施設に一本の電話連絡が入る。

 






 

 
利用者発見
怪我や体調不良なし。


全員が安堵する。


離設後、
疲れ果て、施設に戻れなかったらしく、
近隣の工場の階段の日陰で
座り込んでいたらしい。


職員やその他大勢が待つ中
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無事帰設


 
戻った利用者が一言
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(実際はもっとストレートな言い方でした)


…なんか、
色々と考えさせられますね。
 

ちなみに離設も今回が初ではなく、
利用者は違えど、
これまでも数回ありました。
(もちろんその都度、対策を講じています)

後日談として、
GPSの導入検討、
名札カードの徹底、
捜索用の利用者情報の改善と徹底、
戸締りや巡回の時間帯の検討、
その他、
考えられる問題点諸々の
検討と改善を行いました。


拘束の範ちゅうと考え方、
利用者の尊厳

が関わる難しい問題。
継続的に対策を考えていく必要があります。
(離設による事故を防ぐ事を目的とするか、
離設も利用者の自由、
防ぐための方法は適正で尊厳を損なわないか?)


毎日、
より良いサービスを考え
奮闘していますが、
自己満足な職員本位
の支援内容になっていないか?
離設したいと思わせてしまった
施設の普段の対応を
改めて考えるキッカケとなりました。
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伝説の教訓
離設した利用者の気持ちを考えよう