今回は介護士のイメージについて考えます。


世間のイメージはおそらく
3K(きつい・汚い・危険)
ではないでしょうか?

なんなら
+2K(給料が安い ・臭い)
5Kかと思います。 
 
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では実際はどうなのか?
施設で働く介護士目線で考えてみます。


①きつい
移乗などの体力勝負
夜勤を含む勤務形態による生活習慣の乱れ
などが挙げられます。



介護度や夜勤回数にもよりますが、
福祉用具の活用や、
人員配置、
フォロー体制をしっかり組む事で、
そこまできついとは感じません。

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夜勤もその時の利用者状況で
忙しい時と暇な時の
振り幅は大きいです。


暇な時は本当に暇です。


役職や立ち位置よっては
身体介護より
書類やPCと向き合っている時間が長い事も。


夜勤があるが故に、
日中、自宅で過ごす時間が多く、
逆に楽だと感じる事も?

その辺の詳しくは以前の記事をご覧下さい。

8時間夜勤と16時間夜勤のメリットとデメリット。
違いを検証


ちなみにウチの施設の有給休暇は月1〜2日ですが、
これは施設によります。
(ウチは良い方だと思います。)


②汚い 
おむつ交換や排泄介助など
介護である以上間違いなくあります。
 


世間的なイメージが最も強いのは
この部分かと思います。


実際は、
1日の業務の中で
排泄介助に割く時間は僅かで、
慣れれば意外と何とも思いませんが、
最初はインパクトがあります。


ちなみに、
利用者の自立度や排泄のタイミング、
その他業務の流れなどで
出勤しても殆ど汚物に関わらない事もあります。


かと思えば、
利用者同士、示し合わせたように
一斉に排泄!!
いわゆる、祭り
が開催される事もあります。


施設で働く身としては、
グローブや消毒などの、
徹底した衛生管理で、
汚いイメージは若干軽減しています。

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消毒の匂いがたまらなく好きなんです。


③危険
利用者からの暴言や暴力
病気の感染リスクなどがあります。
 
また、
誤嚥や転倒など、
注意していても事故が発生し
場合により
死に直結するケース
もあります。
(施設で保険に加入しています)


普段から危険への意識の持ち方、
リスクマネジメントの徹底が
重要です。


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④給料が安い
制度の変更などで、
ジワジワと上がっている印象です。


キャリアアップの充実化や
処遇改善加算の見直しなど
問題点が明確なだけに

まだまだ上昇する事が予想されます。

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⑤臭い
②汚いと同じで
衛生管理や清潔保持を行う事で
改善傾向です。 


近年、
設備が充実し、
衛生面、清潔面が向上し
高級感まで備えた、
ホテル並みにきれいな施設
も増えてきています。


介護施設で働く、
一介護士として思うのは、
上記したような
3K
5K

のイメージと実状は
介護という仕事の一部です。
 

介護という仕事は
利用者の尊厳を守り、
思いやり、
その利用者が、

その人らしく生きられるよう
援助し、
終末期を迎えていただく仕事です。


やりがいが非常にあり、
感謝も沢山されます。
社会貢献もできます。
 
 
介護士のイメージ
3K→新3Kに変える!!
的な記事を読みました。


感謝を分かち合える仕事
心がつながる仕事
感動できる仕事

新3Kです。


また、
ヘルパーズハイ
と言う言葉もあります。


人の役に立っている感覚、
人を助けて感謝された感覚

を得た時、
ドーパミンが大量に分泌されるそうです。


要は、
人に優しくすると
自分も幸福感を得られる

ということになり、
これこそが
介護という仕事の
真骨頂とも言えます。 

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ダラダラと書き連ねてしまいました。


僕の経験談からの考えでもあります。
最後は施設によりけりだと思いますが、


新人介護士さんや
今後介護の仕事をしてみたいと考えている方の
ヒント、助言になればと思います。


伝説の教訓
介護士はその人らしさを援助する仕事